友達関係でモメて行きづらい、勉強についていけない、先生と合わない、学校が楽しくない、そんな悩みから今の高校を転校したい、しようかどうか迷っている、したいけど踏み出していいのか悩んでいる。
実際、人生変わるので不安・・・。
そもそも通信制高校に転校したら人生詰むんじゃない?
と考えている人は予想以上に多いですね。
でもそんなことはないですよ。
通信制高校に転校して人生前向きに変わった!
早く転校すればよかったという生徒を何千人と見てきましたから。
とはいえ、お菓子を選ぶのとはわけが違いますよね。
通信制高校の校長をしているわたしでも簡単にはできましぇん。
転校するメリットとデメリットを理解すれば、失敗しない選択ができると思いますので、
最後まで見ていただけると嬉しいです。
結論
転校することがメリットなのかデメリットなのか、大きな基準はたったの一つです。今の環境でお子さんが健康に成長できるかどうかです。健康で成長できる可能性があれば転校はデメリットですし、今の学校を続ければ不健康で成長が見込めない、前に進めないのであれば転校がメリットになります。
本記事の内容
【転校するメリットデメリット5選】
本記事の信頼性
・通信制高校の生徒指導をして17年になります
・転入学に関する相談件数毎年150件(累計2000件)
・生徒数1万人を超える通信制高校ベスト5に入る
・現在は通信制高校の校長と相談支援担当として現役
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【転校するメリット】
- 高校生活をリセットできる
- 勉強を自分のペースで進められる
- 登校ペースを選べる
- 空き時間ができるので、自分の趣味やアルバイト、学びの時間を作れる
- 科目評定があがる、欠席日数を止めることができる
- 体調が回復しやすくなる
- 自分を大事にできるようになる
【転校するデメリット】
- 学歴上のリスクがある
- 単位の修得を学年の最初からやり直す
- 友達を1から作る
- 自己管理が必要
- 学費がかかる
簡単に言うとメリットデメリットは上記のとおりです。
なぜメリットなのか、デメリットなのかその根拠を解説していきますね!
転校するメリット
1-1高校生活をリセットできる
相談に来られる転校したい理由でダントツトップは人間関係です。
「部活でモメた」
「行事でモメた」
中には
「いじめを助けようとして、自分もターゲットにされた」
「その様子を見るのがつらい」など様々です。
人間関係は一度こじれてしまうとなかなかもとには戻りません。
先生や仲間が介入し、一時は解決したかに見えても根が深いのが人間関係。
あれっ?仲直りしたのに、陰でコソコソなんてありがちです。
この状況が続けば大人の私でも毎日通うのは苦しいですね。
たまたまその環境が自分に合わなかっただけとも考えられます。
環境さえ変われば元々の自分に戻れる可能性は多いにありますよ!
1-2勉強を自分のペースで進められる
通信制高校には色んなレベルの学校から転校してきます。
小学校から登校できていない人や県内トップの学力の高校から転校してきます。
ということは
通信制高校はどのレベルからでもスタートできる体制を取っている学校が多いのです。
つまり、自分自身の得意な科目や不得意な科目を、伸ばしたり学び直したりすることができるのです。ぶっちゃけるとどんな生徒でも受け入れられるようにしないと通信制高校は入学者を確保できませんので成立しません。ここだけの話。
1-3登校ペースを選べる
スクーリング(学校に登校する)形態は通信制高校によって違いますが、
週に1日から5日まで選んで登校します。
今の学校で休みが続いている方
体調が悪い
生活リズムが狂っている
そんな人は少ない日数でゆっくり改善できます。
ゆっくりしていたら、周りに置いていかれるじゃないか!と不安に思われませんか?
次で解説していきますのでご安心を。
1-4空き時間ができるので、自分の趣味やアルバイト、学びの時間を作れる
通信制高校は単位を取るためにレポートを提出します。
その代わりに必須出席授業が少なくなるのです。
通常何十時間もかけて単位を取る体育、家庭科などの副教科も
レポートと数時間の授業になります。
全日制高校は授業=単位ですが、通信制高校はレポート!
授業が少ないということは
その分自分の志望校の科目に特化した学習ができるので、
これまで休んだ分の学習を挽回する、学力が伸びるスピードも早くなります。
また、本当は音楽(楽器)や絵を描いたりする時間がほしいという人
アルバイトで社会勉強やお金を稼ぐ力をつけたいという人も、
今よりしっかりと時間をとることができます。
1-5科目評定があがる、欠席日数を止めることができる
通信制高校には学校生活における平常点が全日制高校のようにありません(学校により異なる)。
基本的にスクーリングとレポートとテストになります
レポートをしっかりと提出し、スクーリングに真面目に取り組み、レポート内容を確認するテストで
得点を取れば、全日制高校よりも高評定になりやすい仕組みになっています。
さらに、進学や就職の際に提出する調査書があります。
今の学校で欠席日数が増えれば、進路先の学校や就職先が欠席日数をチェックすることは間違いありません。
欠席日数が多ければ合格を出す立場、採用をする立場からすれば
「ん?大丈夫かな?」と思うのも当然ですよね。
通信制高校に転校したらその日から欠席日数はストップとなります。
一日でも早くこの欠席日数は止める方がよいでしょう。
転校するデメリット
2-1学歴上のリスクがある
近年では学歴は関係ないとする企業も増えてきましたが、
日本ではまだまだ学歴を重視する傾向があります。
同じくらい魅力のある人が目の前にいて、
「転校した人」と「転校していない人」
どちらかを採用するとしたら、あなたならどちらを選びますか?
高校を変えていない人を選ぶのでは?
だからこそ通信制高校に転校したならば、全日制高校の生徒にはない武器(主体性、プレゼン力、協働力、情報収集力、コミュニケーション力、プログラミング、資格、ボランティア活動等)を作ることです。近年通信制高校はいろんな特色のある教育プログラムが容易されています。通信制高校なら自分の魅力を発見し磨くチャンスがたくさんあります。
「武器を身につけるんだ!」その覚悟があれば大丈夫です。
2-2単位の修得を学年の最初からやり直す
単位は引き継げるのですか?
一学期の成績は引き継げるのでしょうか?
みなさんもできれば今までの頑張りを活かしたいですよね。
単位の修得は学校にもよりますが
「学年の終わりまで在籍している」必要があります。
要するに3月31日まで在籍していることです。
【例】2年生の1学期で転校する場合、1年生で取った単位は引き継げますが、
2年生の授業分やテストは引き継げません。
転校したら、2年生の分は取り直しになります。
2-3友達を1から作る
友達できるかな・・・・
当然と言えば当然ですが、転校すれば環境が変わるので
交友関係を1から作り直す必要があります。
友達づくりが苦手という人は、転校してなかなか友達ができないこともあります。
友達の輪がすでにできているのではないか?と思う人もいるのですが、通信制高校は次から次に転校生が来ます。
新しい友達を作れる可能性は全日制よりも増えます。
2-4自己管理が必要
通信制高校は自由が増える分、自分で考えて行動する機会が多くなります。
レポートを提出する。授業に出席する。行事に参加をする。
反対にサボることも自分の意思でできます!
全日制高校はそういった意味では学校に行ってとりあえず席についておけば単位が取れますし、
先生の言うことを聞いておけば卒業できます。
考え方を変えれば、通信制高校で自己管理をする力をつけることもできます。
リスクはありますが、高校生のうちから自主性を身に付けていくことが大事ですね。
2-5学費
通信制高校によって様々ですが、年間10万円を切る学校もあれば年間130万を超えるところもあります。
一概には言えませんが、サポート体制や学ぶ環境によって大きく異なります。
簡単に言えば、安い学校はサポートをほとんどしていません。
学費が高いところはサポートも手厚く、教育プログラムも多彩です!
公立の学校に比べれば学費がかかることは間違いありません。
場合によっては制服も必要な通信制高校もあります。
まとめ
今の環境で自分が成長できるかどうかです。成長できるのであれば転校はデメリットですし、今の学校で成長が見込めない、前に進めないのであれば転校がメリットになります。
よくよく家庭で相談して、通信制高校に資料請求したり、見学に行くことをおすすめします。
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