中学2年生の息子が
「学校に行きたいくない・・・」と言い出しました。
最初は体調が悪いだけなのかと思って休ませましたが、
徐々に休みが続いています。
理由を聞いても、はっきりとはわかりません。
このままでは完全に不登校になってしまいそうです。
焦ってしまい、何をしたら解決するのかわかりません。
親はどのような関わり方をしたらよいでしょうか。
今まで元気に通っていたはずのお子さんが
「学校に行きたいくない」と言い出したら、
え?なんで?と困惑してしまうのも無理はありません。
何より大切に想って育ててきたお子様が苦しんでいることを
何とか解決してあげたいと思うのは親として当たり前です。
しかし、気を付けなければならないのは、親のかかわり方次第で
改善するか長引くか大きく変わってきます。
では、どうすればよいのか?
答えは「正しい親の関わり方を知る」ことです。
不登校とは何か?
どのような関わり方をすれば、こどもは自分の気持を話してくれるのか?
このブログを読めば、不登校が誰にでも起こることであり、
不登校になったこどもへの正しい関わり方がわかります。
不登校はあなたのおこさんだけではありません。
まず不登校は誰にでも起こりうることだと認めることからスタートです。
【記事の信頼性】
・通信制高校の生徒指導をして17年
・転入学に関する相談件数毎年150件(累計2000件)
・生徒数1万人を超える人気通信制高校で勤務
・現在は通信制高校の校長と相談支援担当として現役
ブログのテーマは「私が自分の家族に相談されたらどうこたえるか?」です!
不登校の生徒や保護者さんが不登校になってから、不登校が改善されるまで
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読者さんが30センチずつ前に進めるブログです。
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1、不登校の定義は30日
文部科学省の公表している「不登校の現状に関する認識」としては、以下のように明記されています。
「不登校児童生徒」とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたっくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義されています。
引用:文部科学省 不登校の現状に関する認識
平成9年度以前は年間50日以上の欠席が不登校とみなされていましたが、
平成10年度からは「年間30日以上」と変更になりました。
2、データで見る不登校児童・生徒の現状
令和3年度に行われた調査報告によると
小学校で81,498人(前年比128%)、中学校で163,442人(前年比123%)であるとの結果でした。
9年連続で増加しました。
10年前と比べて、小学生が3倍!中学生が1.45倍に増加しています。
また、不登校児童生徒の63.7%に当たる156,009人の児童生徒が、学校内外の機関等で相談・指導等を受けている。
今や不登校のこどもは珍しいものではなく、どのこどもが不登校になってもおかしくなく、誰にとっても身近な問題になっていると言えます。
3、不登校になってしまう原因
不登校になってしまうきっかけは様々ですが、大きくわけると次の通りになっています。
【小学生・中学生】
・先生:先生が怖かった、体罰があった、ほかの人が叱られているのを見るのが嫌だった
・友人関係:いじめがあった、いやがらせがあった、クラスに苦手な人がいる、部活の先輩・後輩関係
・勉強:授業がわからない(ついていけない)、面白くなかった、成績が悪い
これは文部科学省で調査した学校生活に関する内容ですが、
【その他】
・SNSでのトラブル
・家庭環境(夫婦仲の悪化・親子関係の悪化)
・学校に行く意味を見出せない(自分らしくいられない)
・長く休んだことによる行きづらさ
4、親のこころ構えと正しい親の関わり方
不登校になったこどもにどう関わっていけばよいのか?
不登校が解決する親の関わり方には解決していく順序があります。
この関わり方を誤ってしまうと親子関係が悪くなり結果的には、もっとも望んでいない
「不登校が長引く」ことになります。
では、こどもが不登校になったときに、親がするべき正しい関わり方とは?
早稲田大学人間科学学術院名誉教授の菅野純さんが監修する
「こどもが学校に行きたくないと言ったときに読む本」を参照にした正しい親の関わり方を考えていきます。
「親のこころ構え」「親のサポート」
【親のこころ構え3ヶ条】
①こどもの気持ちは十分耳を傾けて聴くことが大切
②問い詰める、決めつけるはNG
③こどもは大人みたいにうまく話せない、説明できないことを知る
【親の正しい関わり方】
①「こどもの状態を知るために話を聴く」
②「こどもが安心できるように親が根気強く見守る」
③「こどもと親が一緒に解決法を考える」
①「こどもの状態を知るために話を聴く」
当たり前のことでしょ?誰でもやっています。という声がインドの人口くらい聞こえてきそうです!
そう、ポイントは「聴く」です。「聞く」ではありません。
学校に行かない日が続くと親としては不安だし、苦しくなりますよね。
だからつい質問攻めにしてしまいがちです。
「理由は何なの?」
「つらいことでもあるの?」
「勉強がわからないの?」
「ともだちにいじめられている?」
「学校の先生?」
「私が何かしてしまった?」などをしていませんか?
親の行動として重要なことは
「不登校を解決しよう!」とするのではなく、「苦しんでいるこどものこころに寄り添う」こと
大切なこどもが悩んでいる!すぐに解決してあげたい!
という親心が先行して質問を繰り返してしまいます。
こどもにとっては、警察から受ける尋問と同じで「受け身」(質問⇒答える)となります。
上手く答えられなくなると、親からの質問が怖くなってしまい、話がどんどんできなくなってしまいます。
また、解決するために、親から「先生に話してみたら?」「お母さんからいってあげましょうか?」と提案をしてしまいがちになります。これまた逆効果になります。
こどもは「自分が相談したら親がすぐに動いてしまう」と子供のペースが乱される要因となります。
学校に行けなくなるまでに、こどもなりに色んなことを考えて取り組んできていますし、考えて悩んでいます。
その過程を共感していくことで、こどもは親からの承認を感じて気持ちを吐露できるようになるのです。
まずはこどもの話を遮らずに聴き(こころを向けて耳を傾ける)ます。
注意:座るときは対面ではなく、横に座るか斜め前に座るのがベターです。
会話例を見てみましょう。
どういう風に思って学校に行きたくないって言ったのか、
お母さんに教えてもらえる?
えーっと・・・(ここでじっくり待ちます)
学校に行くのがとにかく嫌で・・・
そっか、学校に行くのがとにかく嫌なんだね。(オウム返し)
うん・・・
そう・・・。学校に行くとどんな時に嫌だなぁと思うことがあるんだろう?
●●な時かな
この後は、こどもが話してくれる限り共感しながら、話を聴いてあげましょう。
話の最後には話してくれてありがとうという気持ちを伝えておくと、次回から安心して話してくれるようになります。
「今日は●●の気持をお母さんに教えてくれて嬉しかったよ。どんなことでも受け止めるからね。」
②「こどもが安心できるように親が根気強く見守る」
こどもは学校に行けない自分を否定的にとらえます。
【こどもの気持ちを知ろう】
自分だけが置いてけぼり
外にいる学生が羨ましい
できない自分が悔しい
情けない
苦しい
死にたい
やるべきことができていない自分がご飯を食べてもいいのだろうか
生きていていいのだろうか
そんな気持ちと一日中向き合っています。
そんな日々を続けていると、こころが蝕まれていきます。
何とか忘れたい、考えないようにしたい!
だからこどもは自分の心を正常に保つために、自分の好きなことで気持ちを安定させようとします。
親の私たちも仕事や家庭で嫌なことがあったら、
ストレス発散で友達と愚痴を言い合ったり、
好きな韓流ドラマ見たり、
カラオケ行ったり、とにかく忘れようとしますよね。
こどもがゲームをしたり、YouTubeを見たり、携帯電話を見ているのは心の安定を保とうとしているのです。
親から見れば、学校も行かずに好きなことをして!学校行かないなら家で勉強しなさいよと思います。お気持ちはわかります!腹も立ちます!そこをグッとこらえて見守ることが遠回りのようで近道になります。
③「こどもと親が一緒に解決法を考える」
こどもが自分の気持を話してくれるようになったら、一緒に前に進める方法を考えていきます。
学校に戻りたいのか、しばらく休みたいのか、別の学校にいきたいのか、別のことをしたいのか。
こどもが「●●が不安・・・。」「●●するのがしんどくて」と言ったら
まずはオウム返しで「●●が不安なんだね」といったん受け入れてから
「□□してみるのはどうかな?」
「□□はできそう?してみたい?」
とこども自身が考えて決められるように、あたたかく包み込んであげるくらい答えを待ってください。周りに決められるのではなく、自分が決めているという能動的な発言にしていくとよいでしょう。
次の行動が決まったら、できる範囲で実行に移していきます。
重要なのは、悩んで落ち込んでいた瞬間がゼロベースであり、少しでも悩んだり、動こうとしていることがプラスです。称えることを忘れずにサポートしていきましょう。
き方、この子の幸せとは何か、そして私らしさについても改めて考えることができました。」
みなさんはこのブログを読んで学ぼうとする素晴らしい親御さんばかりです。
不登校は親のせいではありません。様々な要因が絡み合っています。
みなさんの想いはきっとこどもへ伝わります。
お子さんの不登校解決まで一緒に学んだことを行動に移し、お子さんの幸せな人生を一緒に切りひらいていきましょう。
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