通信制高校 サポートなしで卒業できる?

通信制高校

お悩みパンダ
お悩みパンダ

こどもが通信制高校に行きたいといっています。
サポートなしで卒業できますか?
今学校に行けていないので、登校は絶対無理!といいます。
学校に行っていない時期が長かったこともあり、

勉強もしていない状況です。サポートがなくても卒業できるのでしょうか。

トマト先生
トマト先生

今回は自宅通信サポートなしで卒業できるか。
通信制高校を卒業するために必要なことは
レポート、スクーリング、テスト、特別活動です。
つまるところ、この4点をこなせるのかどうかがポイントとなりますね。
お子さんの人生に関わることなので、

詳しく解説していきますのでしっかりと理解していただき。

トマト先生
トマト先生

【本記事の信頼性】
【記事の信頼性】
・通信制高校の生徒指導をして17年
・転入学に関する相談件数毎年150件(累計2000件)
・生徒数1万人を超える人気通信制高校で勤務
・現在は通信制高校の校長と相談支援担当として現役
ブログのテーマは「私が自分の家族にすすめるとしたら?」です!
不登校の生徒や保護者さんが0から通信制高校を簡単に理解できる
読者さんが30センチずつ前に進めるブログです。

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【本記事の内容】
①結論=卒業は可能
②レポートできる?簡単or難しい?
③スクーリングは欠席できない
④テストの難易度は?赤点取ったらどうなるの?
⑤特別活動
⑥できない時(できそうになくなったとき)の対処法

結論=卒業は可能

文部科学省のデータによると

私立通信制高校の卒業率 97%
公立通信制高校の卒業率 94%

データから見るとほとんどの人が卒業できるといえます。
公立では3年〜8年かけての卒業ですので、期間をかければ卒業しています。
私立通信制高校は自宅通信での学びを含めた実績ですから卒業率は高いと言えるでしょう。

お悩みパンダ
お悩みパンダ

確かに高いけれどうちの子が卒業できないほうに入る可能性が。。

3%に入るのがうちの子なんです。。

トマト先生
トマト先生

こんな不安もこれまで多く受けてきました。

お悩みパンダくんのいう通りです。

一人ひとりできるかどうか、背景が異なりますので、

最終てきには必ず相談会に行って自分の目でみて、

聞いて確認することが卒業の成否をわけます。

3%にならないためにも、2~6で解説します。

最後まで読んでみてください。

レポートできる?簡単or難しい?

レポートは通信制高校によって内容や提出方法が異なります。
例えば記述式、マーク式、選択式、作文式、ワーク式等があります。
提出方法は紙、携帯、パソコン、タブレットがあります。

難易度も様々で教科書の答えを抜き出す程度のものから、記述や論述、要点をまとめるなど
全国でも一部の通信制高校ですが、かなりレポートが難しいケースも見られます。
通信制高校に相談する際は、希望をすれば実際のレポートは見せてもらえます。
必ず確認して「自分でできそうか」「サポートが必要そうか」をチェックしてください!

スクーリングは欠席できない

スクーリングには2つのパターンがあります。

①1週間に何度か学校に通い面接指導を受ける
②1年間に1回~数回だけ短期集中的に面接指導を受ける

【パターン①の場合=1週間に何度か学校に通い面接指導を受ける】
定期的な登校スクーリングは週何日の○コマあるのか?
を確認します。現在の登校状況や体調、精神的な様子を考えて
行けそうかどうかを確認してみましょう。

ここからさらに深堀します。中上級編です。

お子様は集団が得意ですか?

中には大丈夫な人もいますが、苦手な人もいます。
むしろ苦手な人のほうが多いのではないでしょうか?
次の内容を確認しましょう。

スクーリングに参加する人数は?

教室いっぱいなのか、半分程度なのか?
どれくらいの人数であれば可能なのかをイメージしておきましょう。
学校によっては満席で受けることもありますので、注意が必要です。

席は指定なのか、選べるのか(相談できるのか)?
安心できる場所はどこなのかを確認しましょう。人が見えない前の席が落ち着くのか、後ろからの視線が気になるから後ろの席がいいのか。
体調が悪くなることも想定して入口近くのほうがいいのか。

別室対応はあるのか?
そもそも教室に入ることが無理な場合、校内の別室対応があれば安心ですよね。
しかし、絶対に集団で教室のみの対応だけということもありますから、そのあたりも聞いてみてもよいでしょう。

【パターン②の場合=1年間に1回~数回だけ短期集中的に面接指導を受ける】
短期集中スクーリングの場合
宿泊なのかどうなのか?何日あるのか?どこに行くのか?
この点をしっかりと確認しておきましょう。

ではここでも深堀して確認してみましょう。

宿泊はだいたい3泊4日〜5泊6日が一般的です。
宿泊型のスクーリングはイメージしづらいと思いますので、詳しく説明しますね。
興味ある人は読んで見てくださいね。
私の学校ではバスや新幹線、飛行機で本校まで行きます。
校舎のある地域によって異なります。
みんなで一緒に行くのか?
現地集合なのか?さぁスタートです!

【実際の短期集中スクーリングスケジュールを公開】
1日目
14:00スクーリング開会式、
14:30授業
19:00宿舎へ移動
19:30夕食
20:30入浴
21:00自由時間
22:00消灯
2日目
7:00起床
7:15朝食
8:30本校に出発
9:30授業
12:30昼食
13:00特別活動
19:00宿舎へ移動
19:30夕食
20:30入浴
21:00自由時間
22:00消灯

2日目
7:00起床
7:15朝食
8:30本校に出発
9:30授業
12:30昼食
13:00特別活動
19:00宿舎へ移動
19:30夕食
20:30入浴
21:00自由時間
22:00消灯

3日目
日目
7:00起床
7:15朝食
8:30本校に出発
9:30授業
12:30昼食
13:00単位認定テスト
19:00宿舎へ移動
19:30夕食
20:30入浴
21:00自由時間
22:00消灯

4日目
7:00起床
7:15朝食
8:30本校に出発
9:30単位認定テスト
12:30昼食
13:00閉会式
13:30各地へ移動、帰宅

イメージができたところで、聞いておきたいことは次の通りです。
「私の学校では」という回答を入れておきます。参考にしてください。

【学校での面接指導編】
・授業はどれくらいのコマ数あるのか?⇒A、1日目4コマ 2・3日目9コマ 4日目4コマ
・体調が悪くなったとき(過敏性腸症候群等)の対応は?保健室対応はある?
A、保健室対応があります。受けられなかった授業は振替をします。
・受ける人数は?⇒A、科目によって異なります。4.5名~60名です。
・受けられなかった授業の振替は?
A、振替はありますが、あまりに多いと再度スクーリングに参加してもらいます。

【宿舎ならではの相談編】
・何人部屋なのか?⇒A、5~7人です。
・仲良しの友達と同じ部屋にしてもらえるのか?
A、必ずしも要望通りにはなりませんが、可能な限り対応しています。
・みんなと一緒にお風呂に入れない場合は?リストカット痕、LGBTでは?
A、入浴個別対応を取り、みんなと別の時間で1人、もしくは少人数での入浴対応をしています。
・宿泊は別のホテルを取ってもよいのか?
A、特別な理由があり、保護者同伴であれば可能です。
・そばアレルギーなので、そばがらまくらは別のものにしてほしい。
A、別のもので代用しています。タオルを使用することが多いです。
・食物アレルギーの対応は?⇒A、アレルギーを事前に伺い対応しています。
・起立性調節障害で朝気分が悪いため朝食を抜きたいがいいのか?⇒A、可能です。
・バス酔い、乗り物酔いします。途中休憩は?
A、事前に薬で対応していただきますが、途中休憩を随時取ります。

・行けなかった場合は?どうなるでしょう?
A、多くの場合は、振替をしてくれます。定期的なスクーリングの学校も短期集中スクーリングの学校も別日が設定されています。それでも行けない場合は単位不認定となります。


定期的なスクーリングの注意点は登校できなかったら次へと後ろ倒しになりますから、
振替が溜まっていって、スクーリングが困難になりがちなところです。
無理のないスクーリングになっているか?

短期集中スクーリングでは振替回数が限定的です。
1年でチャンスが何度あるのかは学校によって決められています。
私の学校では3回チャンスがあります。

テストの難易度は?赤点取ったらどうなるの?


テスト内容はレポート内容の確認になります。
レポートの学習を理解しているかどうかです。
合格点は60点や30点というところが多いです。
相談を受けたときに、「どれくらいで合格だと思いますか?」と質問すると
70点、80点と答えることが多いので、みなさんのイメージより低い印象でしょうか。
レポートの見直しをしておけば問題ないでしょう。

とはいえ、万が一点数が取れなかった場合、
私の学校では赤点の補講をしています。
通信制高校に相談しておくことをおすすめします。

特別活動は大丈夫?

4,特別活動
特別活動はスクーリング時に消化していきますので、特に難しいことはありません。

できない時(できそうにないとき)の対処法

サポートなしで卒業することにチャレンジしたけれど、このままではできそうにないときの対処法

万一できない可能性も起こりえます。
まず、できないときにサポートできる体制をとる(リスクヘッジする)こと、
例えば、学期ごとに様子を見て問題ないか確認するとよいでしょう。

進み具合に、コースをサポートコースに変えることで、卒業の可能性を上げていきます。
入学したコースがずっと続くと思われている保護者の方は非常に多いように感じます。

それは全日制高校の経験からですね。私も勤める前はそう思いました。

しかし、実はコースは途中でも変更可能です!

入学後にサポートコースに変えたり、進学や就職サポートのコース、ITサポートコースなど途中からでも変更できます。
この点が重要で、変更できない学校もありますから、サポートコースにも変更、対応できる学校を選んでおくと安心です。

【まとめ】
文部科学省のデータによると私立通信制高校の卒業率が97%、公立通信制高校で94%となっています。データから見るとほとんどの人が卒業できるといえます。
レポート、スクーリング、テスト、特別活動ができそうかを自分の目で見て確認、聞いて確認し、できるイメージを持つ

できない可能性があれば、途中でサポートコースに変更できる学校を選ぶこと。

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トマト先生
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さて、今回のブログはお役に立ちましたでしょうか。

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一人でも多くの方の一歩につながればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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