高校1年生 12月に転校すべきor4月まで待つべき

通信制高校

このブログは通信制高校への転校で悩んでいるご本人、保護者の方に解決の糸口として提供しています。

今回の悩みは?

お悩みパンダ
お悩みパンダ

公立高校1年生男子の保護者です。

1年生の6月ごろから学校に馴染むことができず、休んでいます。

心療内科に相談したところ、起立性調節障害、心身症という診断がでました。

学校に行きたい気持ちはあるのですが、欠席日数が続き、

学校から留年するか転校するか検討するよう言われました。

このまま登校することは不可能なため、1年生の単位は0になりそうです。

同級生と卒業するためには、

12月に転校すればよいのか?3月末まで在籍して4月から転校した方がよいのか?

どのタイミングで転校すればよいでしょうか。

トマト先先生
トマト先先生

この時期、パンダさんと同じ相談が大変多いです。

転校すべき?いつまで大丈夫なのか?

こどもにどのタイミングまで待ってあげられるのか

気になりますよね。

今回のブログで高校1年生の12月に転校するべきなのか高校2年生の4月に転校するべきなのかについての悩みを解説します。

トマト先生
トマト先生

【本記事の信頼性】

・通信制高校の生徒指導をして17年
・転入学に関する相談件数毎年150件(累計2000件)
・生徒数1万人を超える人気通信制高校で勤務
・現在は通信制高校の校長と相談支援担当として現役
ブログのテーマは「私が自分の家族にすすめるとしたら?」です!
不登校の生徒や保護者さんが0から通信制高校を簡単に理解できる
読者さんが30センチずつ前に進めるブログです。

【本記事の内容】

1、最優先に考えるべきこと
2、私立通信制高校の単位修得方法は全日制と違います
3、1年生の12月に私立通信制高校に転校すべき?
4、失敗しない1年生12月転校の注意点
5、2年生の4月に私立通信制高校に転校すべき?
6、失敗しない2年生4月転校の注意点

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タバオ先生
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1、最優先に考えるべきこと

【こどもの精神面と体調面の回復が最優先】
12月に転校するのか4月まで待つのかを考えるとき、
こどもの精神的状態をまずはチェックしてください。

・学校の話をすると体調を崩してしまう
・自分の部屋から出てこようとしない
・今の学校に残りたい気持ちが強く、努力しようとしている
・単位を少しでも取れる可能性がある

上記のようなときには転校の話やアドバイスが本人の気持ちを軽くするどころか
逆に負担となり、さらに不登校が長期化したり、親子関係に亀裂が入ることがあります。

次のようなときにはこどもと検討できる段階です。

・今の学校生活のことを考えると苦しく、本人が環境を変えたいと思っている。
・留年はしたくない、同級生と一緒に卒業したいと強く願っている。
・このまま続けても単位ゼロ、学校を続けるメリットがない

転校することがこどもにとって前向きになる条件かどうかが大きな基準になります。
こどもの気持ちが置き去りになり、転校をしても同じことを繰り返します。
全日制高校がダメ、通信制高校もダメ、こどもの自信はなくなります。
必ずこどもの気持ちを最優先にすること。

2、私立通信制高校の単位修得方法は全日制と違います

トマト先生
トマト先生

まず通信制高校での単位修得方法を確認しましょう。

高校卒業に必要なのは
・74単位以上修得していること
・36か月以上高校に在籍していること


通信制高校で単位を取るには
①レポート課題
➁スクーリング(面接指導)
➂テスト
④特別活動
が必要です。

【①レポート】

どれくらいのレベルか気になると思いますが、
教科書を見ながらカッコの穴埋めや簡単な記述問題です。
覚えて問題を解いたり、作文のように文章を書く必要はないのが一般的ですね。

高校2年生まで、何とか進級できた、勉強苦手!という人でも
安心できる内容かなぁと思います。

トマト先生
トマト先生

とはいえ不安もありすよね?

サポートをお願いすれば大丈夫ですよ。

【②スクーリング ③テスト ④特別活動】

スクーリングには学校によって形式が様々です。

定期的に登校するのか、年に一度3泊から5泊の宿泊スクーリングになるかのどちらかです。
スクーリングとは単位修得のために学習している科目の授業を対面で受ける必要(面接指導)があります。

宿泊型のスクーリングは不安に思う人も多いと思いますし、
イメージしづらいので、詳しく説明しますね。

興味ある人は読んで見てくださいね。

トマト先生
トマト先生

スクーリング1日目

1日目

私の学校ではバスや新幹線で本校まで行きます。

14:00    スクーリング開会式、

14:30    授業

19:00    宿舎へ移動

19:30    夕食

20:30    入浴

21:00    自由時間

22:00    消灯

トマト先生
トマト先生

スクーリング2日目

2日目

7:00    起床

7:15    朝食

8:30    本校に出発

9:30    授業

12:30   昼食

13:00   特別活動

19:00   宿舎へ移動

19:30   夕食

20:30   入浴

21:00   自由時間

22:00   消灯

トマト先生
トマト先生

スクーリング3日目

3日目

7:00    起床

7:15    朝食

8:30    本校に出発

9:30    授業

12:30   昼食

13:00   単位認定テスト

19:00   宿舎へ移動

19:30   夕食

20:30   入浴

21:00   自由時間

22:00   消灯

トマト先生
トマト先生

スクーリング4日目

4日目

7:00    起床

7:15    朝食

8:30    本校に出発

9:30    単位認定テスト

12:30   昼食

13:00   閉会式

13:30   各地へ移動、帰宅

スクーリング長いなぁ!と思いました?自分に行けるかな?

スクーリングに不安を持つ方も多いのですが、
通信制高校には様々な事情で転入してきた生徒をサポートしていますので、
相談すれば乗り越えられる方法を一緒に考えてくれますよ。大丈夫です。

1年生の12月に私立通信制高校に転校すべき?

12月に転校はぎりぎりのタイミングですが、私立の通信制高校では1年生の単位を修得できる可能性があります。
私の学校では12月~3月までに25単位修得できます。
つまり、
1年生=25単位 2年生25単位 3年生24単位を修得でき無事同級生と卒業できます。

4、失敗しない1年生12月転校の注意点

【1年生の12月に転校する注意点】
①単位修得するための期間が短い=レポート・スクーリング・テスト・特別活動を短期間でやる覚悟
レポート:12月から1月の2か月間でおよそ70枚のレポート
スクーリング:2月に3泊4日
テスト:8教科
特別活動:短期集中スクーリングで実施

②学費が予想以上にかかる
サポートを受ける場合は通学する費用がかさむというのが、ぶっちゃけた話です。
1年生12月~3月までの学費がかかります。( 納入期日 1年生12月 )
2年生分の手続きが数か月後にすぐ必要です。( 納入期日 1年生2月 )
3年生分の手続き( 納入期日2年生2月 )

5、2年生の4月に私立通信制高校に転校すべき?

私立の通信制高校ではゆとりをもって単位修得できます。
私の学校では1年間で25単位の修得が標準ですが、年間40単位程修得が可能です。
ということは
1年生=0単位 2年生37単位 3年生37単位を修得できるので無事同級生と卒業することができます。

6、失敗しない2年生4月転校の注意点

【2年生の4月に転校する注意点】
①年間修得単位が増える
37単位修得しますから、レポートの枚数とスクーリング日数、テストの数、特別活動時数がそれぞれ増えます。
レポート:およそ70枚のレポート⇒120枚
スクーリング:2月に3泊4日⇒4泊5日
テスト:8教科⇒14教科
特別活動:短期集中スクーリングで増加実施

②スクーリングは通常25単位修得生徒と別枠での参加
友達ができたときに一緒の回に参加することはできません。
「友達がいると安心なので、何とか一緒に行かせてもらえないか?」と、
時々相談がありますが、単位修得上どうすることもできません。
苦渋の決断ですね。

③調査書に記載する欠席日数が増える
今後進学や就職をする際に調査書を提出することになります。
4月まで転校を伸ばすとおよそ120日分の欠席日数が追加で記載されます。
当然デメリットを背負うことにはなります。

まとめ

【おすすめ】
可能であれば、転校は速いに越したことはありません。
つまり、1年生の12月に転校することをおすすめします。
①気持ちの切り替えを早くできる
②通信制高校の単位修得はそれほど難しくないため、12月転校でも十分可能である。
③早くから転校すれば、通信制高校に馴染める時間も長いため、高校生活を充実させる可能性が上がる。
④進学や就職の準備は2年生になってすぐに始まります。2年生になってからの37単位修得はできる限り軽減される方が望ましい。進路を考える時間を確保できるため。
⑤調査書の欠席日数が減る。

以上のことを参考に検討してみてください。

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タバオ先生
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タバオ先生が責任をもっておすすめします。

①学校診断をすれば、自分に合う学校が見つかる

②学費の比較ができる

③母体が安心で信頼性抜群

④登録簡単で早い

⑤営業電話断れる

これからもみなさんにとって有益な情報をお届けしたいと思います。

トマト先生
トマト先生

みなさん、いかがでしたでしょうか。

通信制高校のリアルをお伝えさせていただきました。

この情報がお役に立てたらうれしいです。

また、お問合せフォームよりコメントいただけますと、

これからのブログ作成の励みになります。よろしくお願いいたします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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